プログラミング ときどき 雑談

コードと猫と、ひとさじのコーヒー。横浜の片隅から、プログラミング学習の日々と、ふとしたつぶやきをお届けします。

【2025年版】初めてのGoogle AI Studio入門!使い方を5ステップで徹底解説

こんにちは!
気ままなねぎとろ♪です。

最近、「AI」っていう言葉、テレビやニュースでよく見かけませんか?
「なんだか難しそう…」「プログラマーみたいな専門家が使うものでしょ?」
なんて、思っている人も多いかもしれません。

でも実は、Googleアカウントさえ持っていれば、誰でも無料で、しかも簡単に最新のAIに触れることができる、夢のような場所があるんです!

それが、今回ご紹介する[Google AI Studio」です!

 

 

1.Google AI Studioって?

Google AI Studioは、一言でいうと「未来のAIが使い放題の実験室」みたいなもの。
この実験室では、Googleが開発した最新のAI「Gemini(ジェミニ)」くんが、あなた専属のアシスタントになってくれます。

例えば、こんなことができます。

・ 夏休みの読書感想文を、一緒に考えてもらう
・ 今日の晩ごはんの献立を、10パターンくらい提案してもらう
・ プログラミングのコードを、代わりに書いてもらう

…などなど、アイデア次第で可能性は無限大!

この記事では、そんなGoogle AI Studioの魅力と、初めての人でもすぐに使える「入門編の活用法」を、どこよりも分かりやすく解説していきます。

さあ、一緒に未来の実験室を覗いてみましょう!

※ちなみに、Google AI Studioは18歳以上向けのサービスなので、そこだけ注意してくださいね!

 

2.Google AI Studioのすごいところ!

Google AI Studioが「未来のAI実験室」だっていうのは分かったけど、「他にも似たようなAIサービスって色々あるよね?」と思った、そこのあなた!

鋭いですね!
ここからは、他のAIサービスと比べた時の、Google AI Studioだけの「すごいところ」を3つ、ご紹介します!

 

(1)基本無料で、すぐに始められる!

一番の魅力は、なんといってもこれ!
多くのAIサービスが、有料だったり、無料でも使うのにクレジットカードの登録が必要だったりします。

でも、Google AI Studioは「Googleアカウント」さえ持っていれば、すぐに、しかも基本無料で使い始めることができるんです!
「ちょっとAIを試してみたいな」という入門者にとって、これ以上ないくらい優しい設計になっています。

 

(2)Googleの最新AI「Gemini」が使い放題!

AIの世界は、日々ものすごいスピードで進化しています。
Google AI Studioでは、Google自身が開発した最新・最強クラスのAIモデル「Gemini(ジェミニ)」を、心ゆくまで試すことができます。

まるで、発表されたばかりの最新のスポーツカーに、すぐ試乗できるようなもの!
賢い文章作成が得意な「Gemini Pro」や、画像も理解できる「Gemini Pro Vision」といった、パワフルなAIの性能を、自分の手で確かめられるのは、本当にワクワクしますよ。

 

(3)プログラマー歓喜!「コードを取得」ボタンが超便利!

そして、プログラミングをする人にとって、これが決定的な魅力かもしれません。
AI Studioで試したAIとのやり取り(プロンプト)は、なんとワンクリックで、PythonJavaScriptといったプログラミング言語のコードに変換することができるんです!

つまり、「AI実験室」で色々試して、うまくいった命令の仕方を、そのまま自分のアプリやサービスに「部品」として組み込めてしまう、ということ。
イデアを試す場所と、実際に開発する場所が、スムーズに繋がっているんです。

 

3.AI Studioのツールの違いを徹底解説!

さて、Google AI Studioを使い始めると、最初に「モデル」や「プロンプト」といった、いくつかの選択肢が出てきます。
「どれを選べばいいの?」と迷ってしまう初心者のために、それぞれの違いを分かりやすく解説しますね!

 

AIの「脳みそ」を選ぼう!――モデルの違い

まず「モデル」とは、AIの「性能や得意なことを決める脳みそ」のようなものです。
2025年10月現在、主に2種類の脳みそ(モデル)が選べます。

① Gemini Proモデル
    文章を読んだり、書いたり、要約したりといった、言葉を扱うのが得意な、賢いペンのようなモデルです。ブログ記事のアイデア出しや、メールの文章作成など、ほとんどのことは、まずこのモデルを選べばOKです!

② Gemini Pro Visionモデル
    「Vision」の名前の通り、画像も理解できる、魔法の目を持ったペンです。
    例えば、料理の写真を見せて「このレシピを教えて!」と聞いたり、風景の写真からキャッチコピーを考えてもらったり…といった、文章と画像を組み合わせたお願いごとが得意です。

 

AIへの「頼み方」を選ぼう!――プロンプトの種類の違い

次に「プロンプト」とは、AIへの「お願いの仕方(命令の形式)」のことです。
AI Studioには、主に3つの頼み方が用意されています。

① フリーフォーム (Freeform)
    「白いノート」に、自由に文章を書いてお願いするスタイルです。
    「〇〇についてレポートを書きたいんだけど、タイトル案を10個考えて!」といった、自由な発想でアイデアを出してほしい時に向いています。

② 構造化 (Structured)
    「フォーマットが決まった注文票」のようなスタイルです。
    「商品名:〇〇」「特徴:△△」といったお手本(入力)を見せて、「このフォーマットで、新しい商品の説明文(出力)を作って!」とお願いするのに向いています。同じ形式の文章をたくさん作りたい時に、絶大なパワーを発揮します!

③ チャット (Chat)
    LINEやチャットアプリのようにおしゃべりしながら、AIにお願いをするスタイルです。
    「こんなアイデアどうかな?」「もっと面白くして!」みたいに、AIと対話を重ねながら、答えをどんどん良くしていく作業に向いています。

まずは一番シンプルな「チャット」や「フリーフォーム」から試してみて、慣れてきたら「構造化」に挑戦してみるのがおすすめですよ!

 

4.AI Studioを使いこなす!

Google AI Studioには、AIとの対話をより面白く、より便利にするための機能がいくつか隠されています。
今回は、特に初心者の皆さんに「ぜひ試してみてほしい!」と思うおすすめ機能を2つ、厳選してご紹介します!

(1)魔法の呪文をコードに変換!「コードを取得」ボタン

これは、特にプログラミングに興味がある人にとっては、まさに魔法のようなボタンです。
あなたがAIにお願いした命令(プロンプト)と、それに対するAIの答えを、一瞬でプログラミングのコードに変換してくれます。

これは、例えるなら「唱えた魔法の呪文(お願い)を、誰でも使える魔法の巻物(プログラム)にしてくれる」ようなもの。
AI Studioで試した面白いアイデアを、すぐに自分のウェブサイトやアプリに組み込むことができる、夢のような機能なんです!

 

(2)AIの性格を変えちゃおう!「温度(Temperature)」スライダー

AIからの答えを出す画面の横に、「温度(Temperature)」と書かれたスライダーがあるのに気づきましたか?
これは、AIの「性格や個性」を調整できる、とっても面白いツマミなんです。

・温度を低くする(0に近いほど)
    AIは、より正確で、間違いの少ない答えを返す「真面目な優等生」になります。事実に基づいた、安定した答えが欲しい時におすすめです。

・温度を高くする(1に近いほど)
    AIは、より創造的で、ユニークな答えを返す「アイデア豊富な芸術家」になります。小説のアイデアを出してもらったり、面白いキャッチコピーを考えてもらったりする時に、とんでもない答えを出してくれるかもしれません!

同じお願いごとでも、この「温度」を変えるだけで、AIの答えがガラッと変わります。
ぜひ、スライダーを動かして、AIの性格の変化を実験してみてくださいね!

 

5.【実践】AI Studioで遊んでみよう!- キャラクター紹介文ジェネレーター作り -

さて、ここまでGoogle AI Studioの機能について解説してきました。
最後は、いよいよ実践編です!学んだ知識を使って、一緒に面白いツールを作ってみましょう!

今回作るのは「キャラクター紹介文ジェネレーター」です。
AIに、決まったフォーマットで答えを出してもらうために、「Structured output」というツールを使います。

 

Step 1:「答えの設計図」を作る!

まず、AIに「こういう形の答えを作ってね」という「設計図」を教えます。

1.  画面の右側にある設定パネルから、「Tools」の中にある「Structured output」を探し、「Edit」ボタンを押します。

 

2.  「Visual Editor」が開くので、「+ Add property」を押して、答えを入れてほしい「箱(項目)」を3つ作ります。
    * 1つ目:`character_name` (Type: string)
    * 2つ目:`description` (Type: string)
    * 3つ目:`catchphrase` (Type: string)



3.  設定できたら、右下の「Save」ボタンを押して、設計図は完成です!

 

Step 2:AIに「材料」を渡してお願いする!

設計図ができたら、次はその設計図通りに文章を作ってもらうための「材料」を渡します。
いつものチャット入力欄に、キャラクターの情報を書いてお願いしてみましょう!



Step 3:完成!

「実行」ボタンを押すと、AIが、さっきわたしたちが作った「設計図」の通りに、3つの項目に分けて答えを出力してくれます!



このように、「Structured output」ツールを使えば、AIの答えの形をきれいに整えることができます。
ぜひ、あなたの好きな設定で、AIとの共同作業を楽しんでみてくださいね!

 

それではまた! 気ままなねぎとろ♪でした。👋