こんにちは!
気ままなねぎとろ♪です。
まるで魔法のように、どんな質問にも答えてくれたり、素敵な絵を描いてくれたりする「AI」。
本当にすごいですよね!
実は、このAIという存在、昔のアラビアンナイトに出てくる「魔法のランプの魔神」にそっくりなんです。
そして、AIを上手に使いこなすために、私たちが魔神に伝える「お願いごと」。
これが、今回のお話の主役である「プロンプト」です。

1.AIにとって「プロンプト」は、魔法の呪文!
ランプをこすって出てきた魔神に、「すごい宝物を出して!」と、あいまいなお願いをしたら、どうなるでしょうか?
もしかしたら、ただピカピカ光るだけの石ころが出てきて、ガッカリするかもしれません。
AIもこれと全く同じで、私たちが伝えるプロンプト(呪文)の言い方次第で、出てくる答えの質が天と地ほど変わってしまうんです。
この記事では、AIという最強の魔神から、あなたが本当に欲しい「宝物(最高の答え)」を引き出すための、「魔法の呪文=プロンプト」の書き方のコツを、初心者の方にも分かりやすく、徹底的に解説していきます!
さあ、あなたもプロンプトをマスターして、最高のAI使いを目指してみませんか?
さて、最高の答えを手に入れるための「良い呪文」を学ぶ前に、まずは多くの人がやりがちな「悪い呪文」の例をいくつか見ていきましょう。
これを知っておくだけで、あなたのプロンプトは格段にレベルアップしますよ!
2.【ダメな例】AIを困らせちゃう『悪い呪文』
ダメな例1:あまりにも「あいまい」な呪文
> (悪い例)
> 「面白い話をして」
一見、普通のお願いに見えますよね。
でも、AIの魔神ちゃんは、こう困ってしまいます。
(AIの心の声)「えっと…誰にとって面白い話? 小学生向け? 大人がクスッと笑える感じ? 動物の話? 宇宙人の話? どんな話がいいんだろう…?」
これでは、AIは当たり障りのない、誰にも刺さらない一般的な答えしか返せません。
人間相手でも、これだけだと「どんな話?」って聞き返したくなりますよね。
ダメな例2:情報が「足りていない」呪文
> (悪い例)
> 「以下の文章を、小学生にも分かるように要約してください。」
とても丁寧なお願いですが、肝心の「以下の文章」がどこにもありません!
これでは、AIは「どの文章を要約すればいいのですか?」と聞き返すことしかできません。
料理のレシピを教えてもらうのに、肝心の「作りたい料理名」を伝えていないようなものですね。
ダメな例3:一度に「お願いしすぎ」な呪文
> (悪い例)
> 「明日の横浜の天気と、それに合う服装を朝昼晩の3パターンで考えて、さらにそれぞれの服装に合うおすすめのランチメニューも教えて。」
一つの文章に、あまりにも多くの「〇〇して!」を詰め込みすぎています。
AIも人間と同じで、一度にたくさんのことをお願いされると、混乱してしまったり、いくつかのリクエストを忘れてしまったりすることがあります。
3.【良い例】AIが本気を出す!「5つの良い呪文」
お待たせしました!
ここからは、AIの魔神ちゃんが「お任せください、ご主人様!」と本気を出してくれる「良い呪文」の書き方を5つ、伝授します!
このコツを覚えるだけで、あなたのAIライフは劇的に変わりますよ。
コツ①:具体的に、詳しく!「情景が目に浮かぶ呪文」
AIは、あなたが頭の中に描いている情景を、そのまま言葉にして伝えてあげると、最高のパフォーマンスを発揮します。
> (悪い例)
> 「面白い話をして」
これでは、AIの魔神ちゃんもどんな話をすればいいか困ってしまいます。
そこで、呪文に「いつ」「どこで」「誰が」「何を」といった具体的な情報を付け加えてあげましょう。
> (良い例)
> 「小学生が給食の時間に笑ってしまうような、動物が主人公の短い昔話を考えて」
ほら、これなら魔神ちゃんも「なるほど!腕が鳴るよ!」と、イメージ通りの答えを返してくれます。
コツ②:役割を与える!「なりきり呪文」
AIに、特定の「役割」や「立場」になりきってもらう方法です。
これをすると、AIはその道のプロフェッショナルとして、専門的な視点から答えてくれます。
> (悪い例)
> 「この文章、おかしいところないかチェックして」
> (良い例)
> 「あなたはプロの雑誌編集者です。以下の文章を、読者がワクワクするような表現 に修正してください。」
ただチェックをお願いするより、「プロの編集者」になりきってもらうことで、より質の高い、クリエイティブな答えが期待できます。
コツ③:お手本を見せる!「真似っこ呪文」
AIは、いくつかのお手本(例)を見せてあげると、そのルールを瞬時に理解して応用するのが得意です。
> (良い例)
> 「(例)『海→夏』『雪→冬』のように、言葉に関連する季節を答えてください。
> 質問です。『紅葉』の答えは?」
こうやってお手本を見せるだけで、AIは「なるほど、『秋』と答えればいいんだな」と、あなたがやってほしいことを正確に理解してくれます。
コツ④:シンプルが一番!「一文は短く呪文」
一度にたくさんお願いしすぎると、AIが混乱してしまうことがある、という話をしましたね。
そんな時は、お願いしたいことを、短い文章に分けて伝えてみましょう。
> (悪い例)
> 「明日の横浜の天気と、それに合う服装を朝昼晩の3パターンで考えて、さらにそれぞれの服装に合うおすすめのランチメニューも教えて。」
> (良い例)
> 1.「明日の横浜の天気を教えて。」
> 2.「ありがとう。その天気に合う服装を、朝昼晩の3パターンで考えて。」
> 3.「いいね!じゃあ、その昼の服装に合う、おすすめのランチメニューを教えて。」
このように、一つずつ会話のキャッチボールをするように伝えると、AIは一つ一つの命令に集中できるので、結果的に精度の高い答えが返ってきます。
コツ⑤【裏技】:呪文を考えさせる!「プロンプト生成呪文」
最後は、究極の裏技です。
それは、最高の呪文(プロンプト)を、AI自身に作ってもらうという方法です!
> (良い例)
> 「あなたは、AIを使いこなすプロのプロンプトエンジニアです。
> 私がAIに最高の猫のイラストを描いてもらうために、あなたが考える最高のプロンプトを5つ、提案してください。」
このように、目的を伝えて、その目的を達成するための「プロンプト」自体をAIに作ってもらうのです。
AIのプロに、AIを操るための呪文を教えてもらう…。まさに究極の裏技ですね!
4.【まとめ】さあ、魔法の呪文を唱えてみよう!
いかがでしたか?
AIという魔法のランプの魔神ちゃんから、最高の宝物を引き出すための「良い呪文」、その基本的なコツをご紹介しました。
【おさらい】5つの良い呪文
1. 具体的に、詳しく!
2. AIに役割を与える!
3. お手本を見せる!
4. 一文は短く、シンプルに!
5. 【裏技】プロンプトをAIに作ってもらう!
最初は難しく感じるかもしれませんが、心配しないでください。
一番の上達の秘訣は、「とにかく、たくさん魔神ちゃん(AI)と遊んでみること」です!
今回ご紹介したコツを頭の片隅に置きながら、ぜひGoogle AI Studioで、色々な呪文を試してみてください。
失敗なんてありません。あなたが唱えた呪文は、すべてAIを理解するための、そしてあなた自身の「最強の呪文」を見つけるための、大切な一歩です。
この記事が、あなたのAIライフを、もっと楽しく、もっと創造的にするきっかけになれば、とても嬉しいです。
さあ、あなたも今日から、最高のAI使いです!